国立公園入園料値上げ

ケニアの国立公園の入園料が改定された。

私の働くナクル湖国立公園の入園料は、ノン・レジデント大人80ドル、
こども40ドルに、東アフリカ・レジデントは大人1,000シル、こども500シルに、
ケニア・シチズンは
大人1,000シル、こども200シルに値上がりした。(*)










大衆食堂で働くウェイターの月給が3,000シル、
中級レストランの門番の月給が6,000シルということに鑑みると
ケニア・シチズン(
大人)の入園料が1,000シルというのは極めて高額である。

数あるケニアの国立公園のうち、ただ二か所、最高位であるプレミアム・パーク
に位置づけられるナクル湖国立公園とアンボセリ国立公園。高すぎて庶民には
手が出ないと思われる入園料の設定は、多すぎる観光客を減らし、他の公園に
分散させるための手段とのこと。

それにしても、ケニア政府に税金をおさめているケニア・シチズンと、非納税者
である東アフリカ・レジデントの入園料が同額というのは疑問。

近隣住民からのプレッシャーの大きいナクル湖国立公園のような公園こそ、
たくさんの一般市民に訪れてもらって、自然保護の大切さを知ってもらうべき
だと思うのですが・・

ライオンを見てみたいけど、入園料が高くて公園には入れず、バブーンやイランド
に畑の作物を荒らされ・・と不満がたまる一方の住民が出てくるよね・・



* 2011年の入園料はそれぞれ60ドル&30ドル、1,000シル&500シル、
500シル&200シルであった。

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