チャパティづくり

ケニア人の主食はウガリ(トウモロコシ粉を水で練ったダンプリング) だが、
小麦粉から作られるパンケーキ状の”チャパティ”も同様に良く食べられる。

インド料理でもおなじみのチャパティ。ケニアのチャパティには油がたっぷり
使われているため、しっとりしていて食べやすい。

近所のママZがチャパティの作り方を教えてくれるというので、新憲法制定
記念の祝日となった今日、家にお邪魔した。

つくりかた
1.小麦粉をぬるま湯で練る。好みで塩や砂糖を加える。
  まとまったら油を混ぜてさらに練る。














2.数分ねかせたのち、チャパティ1枚分の生地を取り分け、のす。
  チャパティ台に叩きつけたりもする。










3.生地が十分にやわらかくなったら、バラのように成型する









4.生地を再びのす。









5.時々、油を塗りながら、熱したフライパンで焼く。










6.できあがり。保温ジャーに入れ、油がなじむまで待ったら召し上がれ









外国人を見ると、何かもらうことばかりを考えるケニア人の中にあって、
ママZは頻繁にお茶に招いてくれる笑顔の可愛いお母さん。

ただいまナクル

2週間ぶりにナクルに帰って来た。

5月中旬以来ずっと、週末になると何かしらの用事でナイロビに行っていた
ので、ナクルに落ち着くのは実に3カ月ぶりだ。

特別「ナクルが好き」というわけではないが、
やはり帰って来ると「私の」ナクル、という感じがする。

異動の嵐が去り、隣近所はすべて引っ越して、別の職員が住んでいた。











朝の送迎車の中で、物騒な話題が出た。
公園のメイン・ゲートの外側にライオンが出たそうだ。
メス2頭とこども3頭。

ご存知の通り、ライオンはメスが狩りをする。
ライオンは、メインゲートの脇でシマウマを捕まえて食べていたらしい。
観光客の波が去ったのを見計らって、レンジャーが園内に連れ戻したそうだ。
私も見たかったな、なんて悠長なことを考えていると、エデュケーション・
センターのすぐ近くに道にライオンの足跡がついているよ、と見せてくれた。
私も良く歩いている道で、さすがにゾッとした。
エデュケーション・センターの辺りは、以前も職員が1人、ライオンに殺され
ている。夕方の歩行には気をつけよう。
9月上旬の次回上京まで3週間ほどはのんびりできる。
ただいま、ナクル。

大掃除

昨日8月4日、全国で憲法改正の是非を問う国民投票が行われた。


政治的混乱を避けるため、(憲法改正反対者が多いと目される)リフト・バレー
配属の隊員は全員一時ナイロビに退避するようJICAから指示を受けた。
昨日は、トラブルを避けるため、ケニア全土のJICA関係者は外出禁止。

大きなトラブルなく、国民投票は無事終わり、大方の予想通り、憲法改正案は
可決された。

ドミトリー内は至って平和で、みんな退避指示が解除されるのを待っている。
せっかくおおぜいの隊員がドミトリーにいるのだから、とこの機会にドミトリー
大掃除をすることにした。










ずっと臭いが気になっていたリビングのカーペットも虫干し。

夜はドミトリーのベランダで風に吹かれながら、任地での疲れを仲間と共有。

Sierra

前回のナイロビ滞在中、ドミトリー(隊員連絡所)の近くに、Sierraという
レストランを見つけた。食べに行ってみた所、東京のレストランに比肩する
おいしさ!さすがナイロビ!

同期隊員のYを誘って、テラス席に直行。

写真は前菜の盛り合わせとデザートのクレーム・キャラメル(大好物)





















メインの豚肉のソテーと鮭のムニエルは、写真を撮る前に胃袋に入ってしまった・・

しめてKSh3,500(約3,600円)也。
いつもKsh5(約5円)の野菜を2日に分けて食べている生活からは考えられない出費・・

ナイロビに来た時だけの贅沢。

ライオンの検便

昨日、ナイロビ国立公園でライオンを尾行中に、落し物を拾った。









神戸先生が寄生虫調査をするというので見学させてもらったところ、
寄生虫の卵と思しき球状のものが幾つか見つかった。












後日、現在神戸先生が在籍する長崎大学熱帯医学研究所のケニア・
ナイロビ研究拠点で詳しい調査をするらしい。

ケニアならではの体験。貴重なものを見せてもらった。



長崎大学熱帯医学研究所ケニア・ナイロビ研究拠点
http://www.tm.nagasaki-u.ac.jp/nairobi/

動物個体数調査@ナイロビ国立公園

今日は神戸先生に同行させてもらい、ナイロビ国立公園で行われた動物
個体数調査に参加した。


割り当てられた区画の調査がほぼ終了、という頃、水場の向こうに、お腹
がペタンコのメスライオン2頭を見付けた。









狩りに出かけるのではないかとの期待を胸に、調査を終わらせてから水場
へ戻る。

動き出した2頭から距離を開けて、少しのあいだ尾行。
1頭は右前脚をケガしているようで、歩くのが遅い。













丘の向こうにシマウマとバッファローの群れを見つけ、









道端に座り込む。












一度は背をかがめて立ち上がったものの・・・











群れが丘の向こうに消えて行くのを見て、眠り込んでしまった。











今日はもう狩りはしなさそうだね、ということで、
ライオン同様、空きっ腹の我々も、作業を終えることとした。

ライオンと異なり、例え疲れていても、お金を払えば食べ物にありつける
我々wanadam(人間)は、夜は中華料理屋で海鮮しゃぶしゃぶ。
充実した1日だった。



神部俊平友の会
http://www.s-kambevet.org/