バッファロー脱走

朝の送迎バスの中が一瞬ザワついた。

窓の外を見ると、公園のメイン・ゲートから町へと続く道を二頭の
バッファローが気忙しげにのぼっていくところだった。

あと5メートルで一般道との境のフェンス・・というところで、二頭
はフェンスに沿って左に曲がった。ナクル湖国立公園の二重の
フェンスの間(外側と内側のフェンスの間の空間)に入った。

前方を見ると知らせを聞いて駆け付けたらしいKWSの車がいる。


柵の間の狭い空間に違和感を感じたのか、バッファローは踵

を返し、フェンスに沿ってもと来た道を下り始めた。











先日パーク・クリーンの日にバッファローを追い払った若い運転手
の運転する車が、
ゆっくり、ゆっくり、バッファローを追いかける。
パニックにさせず、かつ自由に草を食む余裕は与えない絶妙の
間隔。

メイン・ゲート付近まで戻ったバッファローはフェンスの間を抜けて
無事群れのところへ戻って行った。

日常

今日の洗濯物。
乾期の照りつける太陽のおかげで、朝に洗えば昼には乾く。









黒、緑、黒、緑、黒、緑・・・

なにを隠そう、私の一番好きな色は黄緑色だ。(中央のスカーフの色)

洗濯物からも自分の偏向性がよくわかって可笑しくなった。

洗濯をしたら良い具合にお腹が空いた。(洗濯機は持っていないので手洗い。)

一昨日、任期を終えて今月帰国するナクルの隊員Mからテフロン加工のフライパン
とmwiko(ムウィコ:木のしゃもじ。もっぱらウガリを調理するのに使われる)を
もらった。

昨日、Gのお母さんのお葬式の帰りに通った町で新鮮なスクマ・ウィキ(ケール)を
買って来た。

図ったような組み合わせ。迷うことなくウガリをつくる。












今までで一番上手にできたウガリを、スクマ・ウィキ、玉ねぎ、ニンジン、
ちょっと豪華に(?)卵の炒め物と一緒に、いただきます。

てづくり豆腐












ケニアに住んでいて、なにが一番恋しいかといえば、もちろん日本食。
往復5時間マタツ(ミニ・バス)に乗ってナイロビへ行けば、高額ではあるが、
キッコーマン醤油、味噌、海苔などが手に入る。

最近、私の住むナクルのスーパーで、豆腐が売られるようになり、
隊員の
Mちゃんが買ってみたそうだが、「臭いがきつくて食べられなかった」とのこと。

ならば、と、昔の隊員の機関誌に掲載されていた情報をもとに、豆腐を
手作りしてみた。(写真)これが意外と簡単。日本から持参した練りワサビ
とナイロビで買ったキッコーマン醤油で食す。

味は・・無味・・
気になる臭いもないが旨味もない。

副産物としておからと豆乳ができた。
おからにニンジンと煮干し、出汁と醤油をまぜておかずに。
豆乳には帰国したJICA職員が残していってくれたキナコをまぜてドリンクに。
余すところなくおいしく食べられました。満足。

また試してみようっと。

パーク・クリーン・アップ

いつものごとく、朝、上司が突然オフィスに入って来て言った。
「ゴミ拾い行く?」

ということで、昨日に続き本日も清掃活動をすることに。
今日の舞台はナクル湖国立公園


まずは上司と一緒に車に乗って、清掃ポイントを査定。
結果、公園の入口付近のフェンス沿いを清掃することに決まった。

まずは車でバッファローを追い払い(ゴメンナサイ)、武器を持った
レンジャーをお供にゴミ拾い。

ナクル湖国立公園は町に隣接する国立公園だが、どれくらい隣接している
かというと、これくらい
である。(下の写真参照。フェンスの左側が公園、
右側が住宅地。)












公園の入口付近に住む住民はあまり教育レベルも高くなく、所得も高く
ない。ビニール袋を中心に、ゴム草履、乾電池、プラスチックの酒ボトル・・
なんでも捨てられている。

それが風に乗って、フェンスを越えて、野生動物が歩き回る草原に入り
込むのはまったく簡単なことである。そこにどんな危険なゴミが含まれて
いるかも知らずに、こどもたちはゴミの上を元気に歩き回っている。











今日の参加者は公園の奥の方で、隣接したコミュニティの人々。
バスを降りると、グローブと麻袋を手に、草原に散り、ゴミを拾い始めた。












どれだけゴミを拾っても、コミュニティの人たちがゴミを捨て続けたら
意味がないよね、と同僚と話していたら、なんと公園入口のコミュニ
ティの人たちも、麻袋を受け取って、自分たちの家の周辺(フェンス
の外側)のゴミを拾い始めたではないか!

素晴らしいな~と嬉しい気持ちになっていたら、上司ともめている。
なんと、ゴミ拾いをしたから日当をくれ、と要求してきた。シンナーでも
吸っているのか、表情がうつろだ。
(写真手前が上司、奥がコミュニティの人々)

自分で捨てたゴミだよね?などという理屈は通じない。嫌になるほど
実にケニアらしい・・

上司は「タダであげられる日当はありません。」と要求をはねつけ、
「でも公園内で仕事(日雇いの、主に重労働)があれば呼びますから
仕事をしてから日当をもらって下さい。」と説明していた。

コミュニティ相手の仕事は本当に複雑で難しい。
日本人の私にはなかなか理解が及ばない。











ゴミ拾いを終えて重量計測。数値は低い方が良いのだが、大きな
数値目標は参加者のモチベーションになる。












参加者にジュースとパンが配られ、上司が環境保全に関する
野外レクチャーをする。これが大事だと思う。これがなかったら
単に”ジュースとパンをもらって動物を見る日”になってしまい
かねない。

公園内の自然を維持するにはあなたたちコミュニティの協力
が不可欠で、あなたたちは本当に良くやってくれています、と
励ます。

ケニアは権力社会なので、一般市民が国家組織であるKWSの
ワーデンから直々にお褒めの言葉をもらうというは彼らの自信
につながるようだ。

私は上司は話が長いのが玉にキズだが、話もうまく、情熱的
なので、コミュニティとの対話に向いた人材だ。











久しぶりに職場のイベントに参加できて私も嬉しかった。
お疲れ様でした。

タウン・クリーン・アップ?

出張授業に通っているKimathi小学校の先生から、小学生を対象にした
ナクル・タウンの清掃イベントがあるから、一緒に行かない?と声をかけ
てもらった。

8時にナクル駅で、と言われたが、どうせ遅れるだろうと考え、9時ごろ
着くように出かけた。

駅にはこどもたちが集まっていたが、案の定イベントは始まっていなかった。
しばらくすると、参加者の登録と、参加賞のTシャツの配布が始まった。

Kimathi小学校の校長先生が脅すように、「今日はゴミを拾ってトイレ
掃除までするんだぞ!美穂にできるかな?」と言う。
ケニアでは高等
教育を受けた人がゴミ拾いや掃除なんてするものではないと思われ
ている。
「モチロンしますよ!」と答えたら笑われた

何かが始まる気配は一向にない。(①時間に遅れる)

10時ごろ、主催者らしき白人のグループが到着した。
マーチング・バンドが演奏を始めて、いよいよイベントの始まり
かと思ったら、尻切れトンボな感じで演奏が終わってしまった。

そしてまた待つ。
何かが始まる気配がないばかりか、
なぜ開始が遅れているのかという説明ももちろんない。
(②時間に遅れるのが当然で状況説明がない)

待たされることに慣れているケニアのこどもたちは退屈な様子
など微塵も見せずに、手遊びなどで時間を潰している。










待つこと3時間、11時頃、こどもたちにホウキやモップが手渡され、
ようやくパレードが始まった。こどもたちが持った横断幕を見て
初めて、今日のイベントがフィンランドのHameenlinnanという町と
ナクル市役所の共同イベントであることを知る。
(③イベント内容の詳細などが参加者に十分に周知されない)

駅のある高台からマタツでごった返すステージを抜け、町の入口
にあるラウンド・アバウトを回り、目抜き通りケニヤッタ・アベニュー
に入る。












着いた先はニャヨ・ガーデン。町の端にある市民公園である。
公園の奥に来賓用のテントとイスはセッティングされていたものの、
参加者のテントはない。

乾期のケニア、赤道直下、炎天下。当然こどもたちは木陰を
探し、来賓から離れてバラバラに地面に腰を下ろす。
(④主役は来賓で参加者無視)










こうして無事イベントは始まったのだが、イベントの司会者が酷かった。
外国人が主催のイベントだというのに英語が話せないようで、進行は
もっぱらスワヒリ語で行われた。

来賓あいさつの段取りでは、
フィンランドをホーランドだっけ、デンマー
クだっけ、と言い間違えた挙句、
来賓の名前を知らず、「フィンランドから
のお客さんですけど、名前がわからないんですよね。(ケニア側来賓の)
●●さんに似てるから、フィンランドの●●さんって呼びましょうね。」
という失礼極まりない態度。

ケニアのイベントの司会者というのはコメディアンもどきのような
おもしろおかしいことを言う人が多いのだが、(日本人の感覚では)
下品でくどい冗談を繰り返し、辟易した。(⑤司会者に品がない)

来賓のあいさつの後、来賓やこどもたちの手で公園内に木が植えられた。
フィンランドからの来賓が、苗木の入ったプラスチック・カバーを指し、
「これは捨てずにゴミ箱に入れましょうね。」などと一生懸命声を張り上げて
いたが、押し寄せるこどもたちの歓声に掻き消される。
(⑥秩序を守らせる人も道具もない)

Kimathi小学校のこどもたちも苗木を1本、植えさせてもらった。










次はお決まりの”出し物”。各校が詩の朗読、民族ダンス、歌などを
披露。Kimathi小学校のこどもたちは”木を植えよう”という趣旨の詩を
披露した。








早く終わらせろばかりに司会者にあおられ、各校の出し物が終わった
午後2時、遅いランチが配られる。(⑦開始が遅れても気にせず、
途中で
急ぐことなく
プログラムもずれ込み続ける)これ夕方遅くまで続くのかなー・・
と思っていたら、なんとイベントが終わってしまった。

え?ゴミ拾いは・・?

「もう遅くなったから、しないんじゃない・・?」
(⑧プログラムを詰め込むクセがあり、そのくせに開始が2時間ほど遅れる
のが普通なので、結果として準備したプログラムが終わらない)

ごみ箱が見当たらず、こどもたちはランチで出たゴミをそのまま公園に放置。
(⑨テーマにフォーカスしたプログラムでないため環境イベントの意味がない)

以上、ケニアのイベントの悪いところオンパレード(①~⑨)の本日のイベント
でした。がっかり。

Visiting Day

同僚夫婦には中学校2年生になる娘Sがいて、全寮制の私立学校
に通っている。


今日は学期に一度のVisiting Day(家族面会日)。
私も果物やお菓子を手土産に、学校にSを訪ねた。

お母さんが持って来てくれた牛肉とジャガイモの煮物やマンゴー
を食べて満腹のS。

ケニアの親は総じて教育熱心で、こどもが小学校のうちから全寮制
の学校に通わせる親も少なくない。全寮制だと”こどもがよく勉強”し、
”先生のいうことを良く聞き生活態度も良くなる”そうだ。(ケニアの
先生は厳しく、絶対的な存在。)

しかし・・

「お父さん、明日も来てくれる?」

頭をかしげながら寂しそうな顔で私たちを見送るSを見て、小さい
うちは親と一緒の方がいいのにな、先生じゃ目が届かないこと、
親からしか学べないものもたくさんあるのにな、と思うのは私が
日本で育ったからかな。














マテリアル紛失

休暇を終えてナクルに帰って来た。

数日経ち、ふと気付いた。「アレがない・・」

そう、アレ、年末に作ったアレ。


紛失したアレの説明の前に、私の活動するエデュケーション・センターの
建物の構造について説明しよう。訪問者は
廊下を通って、まずワーデン
のオフィスに着く。(写真右手の扉)















そのドアの左に続く廊下を一歩入ると左手にオフィサーの部屋(写真左手)
そこからさらに5歩入ると右手にレンジャーの部屋(写真奥右手)がある。
ホステルに続く正面の扉は閉まっていることが多い。














つまりレンジャーと私がいるオフィスは訪問者にとって一番奥の
わかりにくい場所にある。

エデュケーション・センターにお客さんが来たとする。ワーデンのオフィスにも
オフィサーの部屋にも誰もいないのを見ると、諦めて帰ろうとする。

日本であれば、お客さんの声を聞いた時点で、廊
下に出て、「こちらにどうぞ」
と案内するところだが、われらがレンジャーは、お客さんがこちらを見つけるま
で息をひそめている。

それではいけない、と思い、ワーデンのオフィスの扉の前に立った時に
見える位置に、貼り紙を出したのだ。それがコレ。












その貼り紙が、休暇からもどったらなくなっていたのだ。
掃除スタッフに聞いても知らないと言い、
残骸すら見なかったと言う。

エデュケーション・センターのホステルには、スクール・トリップでケニアの
学生が大勢やってくる。夜もレンジャーが警備に当たるものの、その夜勤
もレンジャーたちはサボりがちであった。

おそらく宿泊客のこどもたちに持って行かれたのだろう。

エデュケーション・センターの掲示板に掲示されていた環境教育教材が
バブーンに破かれたり、こどもに持っていかれるたりすることは同僚から
聞かされていた。それにしてもこんな貼り紙までなくなるとは・・

悲しいような、嬉しいような・・


教訓:なくなって困るものは、鍵のかからない場所に張ってはいけない

国立公園入園料値上げ

ケニアの国立公園の入園料が改定された。

私の働くナクル湖国立公園の入園料は、ノン・レジデント大人80ドル、
こども40ドルに、東アフリカ・レジデントは大人1,000シル、こども500シルに、
ケニア・シチズンは
大人1,000シル、こども200シルに値上がりした。(*)










大衆食堂で働くウェイターの月給が3,000シル、
中級レストランの門番の月給が6,000シルということに鑑みると
ケニア・シチズン(
大人)の入園料が1,000シルというのは極めて高額である。

数あるケニアの国立公園のうち、ただ二か所、最高位であるプレミアム・パーク
に位置づけられるナクル湖国立公園とアンボセリ国立公園。高すぎて庶民には
手が出ないと思われる入園料の設定は、多すぎる観光客を減らし、他の公園に
分散させるための手段とのこと。

それにしても、ケニア政府に税金をおさめているケニア・シチズンと、非納税者
である東アフリカ・レジデントの入園料が同額というのは疑問。

近隣住民からのプレッシャーの大きいナクル湖国立公園のような公園こそ、
たくさんの一般市民に訪れてもらって、自然保護の大切さを知ってもらうべき
だと思うのですが・・

ライオンを見てみたいけど、入園料が高くて公園には入れず、バブーンやイランド
に畑の作物を荒らされ・・と不満がたまる一方の住民が出てくるよね・・



* 2011年の入園料はそれぞれ60ドル&30ドル、1,000シル&500シル、
500シル&200シルであった。

ナクル湖国立公園をランド・ローバーでサファリする












ナクル湖国立公園にランド・ローバーがやってきた!

このランド・ローバー、
助手席1人、中央列2人、後部座席3人の6人乗りの
改造車。
ナクル湖国立公園でサファリをされる方にお貸し出しするレンタ・
カーでございます。


公園のメイン・ゲートで貸し出し中。ナクルのタウン内であれば送迎可。
国際免許をお持ちでないお客様にも安心の、KWS(ケニア野生生物公社)
のドライバー・ガイド付きです。

車体には窓ガラスのかわりに帆布がついており、動物をより身近に感じる
ことができます。また帆布には透明シートがついているので、寒い日には
幌を閉めてのドライブも可能。

これで自家用車でのサファリに不安を感じることもありません。
Luxuary & comfortableなサファリをお楽しみ下さい♪

【料金】
 ノン・レジデント
  2時間 $60 / 4時間 $120 / 1日 $250
 
 シチズン&レジデント
  
2時間 Ksh4,500 / 4時間 Ksh9,000 / 1日 Ksh15,000

【問い合わせ】
 ケニア野生生物公社ナクル湖国立公園
  TEL : +254-(0)51-2217151
  FAX :
+254-(0)51-2217371

新しいレンジャーがやってきた

難しいだろうとは思いつつ、心の中ではずっと望んできたことが
(本人にとっても)何の前触れもなく実現した。

エデュケーション・センターに新しいレンジャーがやってきたのだ!

私が来る前よりいるレンジャー2人は悪い形で慣れてしまっていて
ワーデンに仕事を指示されても無視したりする(!)。
私の活動上も
難しい問題になっていたのだけれど、新しく来たレンジャーSは若く、
ワーデンに指示されたことはすぐに実行に移す素直さをもっている。

ホールの倉庫の掃除をしていたら、ホコリをかぶったサイの耳の
模型が出て来た。シロサイの右耳が2つ、クロサイの右耳が2つ。

ちょうどサファリに出かけるバスを待っている小学生がいたので、
「この子たちにレクチャーしてあげようよ。
」とSに声を掛けてみる。

「どうやったらいいの?」と聞くので、「シロサイとクロサイの違いを
教えてあげたら?」とアドバイス。Sはエデュケーション・センターに
異動になる前、サイ・チームで働いていたのだ。

スラスラと、シロサイとクロサイの特徴について話し出すS。
こどもたちも喜んで、「今ここにいない男子にも教えてあげて!」
とリクエスト。「話を聞きたい子たちを連れておいで!」

エデュケーション・センターがアクティブになりそうな予感(^-^)













久しぶりの買い物

今日はなんとなく気分が良くて、久しぶりに布を買ってしまった。
3.5mで300円の安物だけど、ピンクと黄緑の色合わせが気に入った。

ソマリア人の女店主が、ソマリア式に着付けて、ショールまで
かぶせてくれた。「カメラ持ってたら写真撮ってあげるわよ。」

ということで色とりどりの狭い店内でパチリ。











友達のタンザニア人の仕立て屋さんを紹介してもらうことに
なった。何を仕立ててもらおうかな?

ワンガリ・マータイ

ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイ氏が亡くなった。
ケニアの新聞でも数日にわたり特集が掲載され、TVでもラジオでも
彼女の功績をたたえる声が絶えなかった。

グリーン・ベルト運動など、森林保全に熱心だった彼女にちなみ、
今日はケニアのあちこちで植樹が行われたようだ。

ナクル湖国立公園では、私たちの住む職員住宅の敷地内に
250本の苗木が植えられた。















いつも私が仕事の帰りに立ち寄る近所の家のこどもたち。
苗木と一緒に大きくなーれ。


Cycle With The Rhino

ナクル湖国立公園で年に一度開催されるサイクリング・レース、Cycle
With The Rhino。
武装したKWSのレンジャーに車で並走されつつ公園
内を走り抜ける。
タイトル通りサイなどの野生動物を見ながらのサイク
リングとなる。

昨年は研修でナクルを留守にしていたため、今年が初めての見学。
前任のボランティア(女性)は、参加したというから驚き。
今年、女性の参加はわずか3名、完走者は2名だった。

今日は天候に恵まれた。朝一番のこどもレースに始まり、アマチュア・
レースと続き、ハイライトのエリート・レース(90km)まで太陽さんさん。
エリート・レースにはプロの自転車選手も参加。観客も盛り上がった。

自転車を持ってたら参加してみたかったな~。

写真は公園メイン・ゲートに設置されたゴールにて撮影。
左の人物が1位、中央の人物が3位入賞者。











ラム島

日本にいる時のこと。休みの日に、「どこか行きたいなー、海にしようか
山にしようか」と思案しても、ひとりで海に行くのもどことなく寂しい気が
して、気付くといつもひとりで山にいた。

ずっと憧れてきたサバンナに住んで1年半。

大好きな動物たちをたくさん見られて幸せなはずなのに、島国育ち
の私の心は、知らず知らずと海を懐かしむようになっていたらしい。

隊員総会が終わってタンザニア旅行に出かけるまでに中途半端に
時間があったので、ラム島に旅行に行って来た。本島から小型船
でわずか15分だが、「島」は一層の解放感がある。

シーフロント











世界遺産に指定されているこの島の町中には小さな路地が巡って
おり、政府所有の数台の車以外は走っておらず、交通はロバと船
に頼っている。














忙しいスワヒリの町を抜けるとサンゴの白砂とヤシやマンゴーの
林が広がっている。











ゴミ捨て場に集まるロバ。ナイロビ同様、ラムももちろんオープン・
ダンプ。













この旅行の約1カ月後にラム群島内キワユ島にてイギリス人観光
客が、さらに約1カ月後に同マンダ島にてフランス人ホテル経営
者が誘拐される事件が発生した。犯人はソマリア人テロリストと
予測されている。10月6日現在、人質は解放されておらず、日本
はじめ各国の大使館はラム島への渡航自粛を呼び掛けている。

魚介祭

魚が恋しい・・

インド洋に面しているケニア。海岸沿いに行けば魚は手に入る。

しかしナクルのような内陸部で魚と言えばもっぱらビクトリア湖
から運ばれてくるティラピアの素揚げを指す。

島国育ちの私たちは、しかしそうではなく、海魚が恋しい。

隊員総会でナイロビに集まるのを機会
に、同期隊員Yが言い
出しっぺになり、魚好き4名で「魚介祭」を開催することと
なった。

料理好きなYは、どのスーパーでどんな魚介類が手に入るか
チェック済み。買い出しから調理からすべて取り仕切ってくれ、
今日の夕食はなんと
ブイヤ・ベース!!

さすがナイロビ、お金を出せばそれなりに何でも買えます。
日本を出て以来の味で本当に感激☆
ぜひ第二回目を開催したい。












朝ゴミ捨てに出たら・・・

朝、ゴミを片手に外に出た。

フェンス脇のゴミ捨て穴に向かって歩き出した時、ザッと音がして、
茶色い動物がフェンスから離れた。ライオンみたいな色だな・・と
思って目で追うと、草のあいだから後ろ姿が見えた。それはまさに
ライオンだった。

ヒッとゴミ袋を落とし、家に駆け戻ってドアを閉める。窓からのぞくと、
ライオンがオドオドしたようすで遠くからこちらを振り返るのが見えた。


仲間がいるらしく、さらに遠方、いつものライオン出没地点に観光客
の車が停まっている。

外に出て、おそるおそるライオンのいた付近をのぞきこむと、シマウマ
が倒れていた。腹部、そして耳と目が食べられていた。まだ1匹の
ハエもたかっていない。ライオンは獲物の血を飲むそうだ。たしかに、
倒れたシマウマの肉は、肉屋の牛肉のような明るい赤で、血は流れて
いない。

IMGP9173-家からわずか50歩
1、2、3・・シマウマの倒れている位置から家の扉まで何歩あるか
測ってみた。その距離わずか50歩。(写真左の赤いかたまりが
シマウマで、右が私の家)

しばらくすると観光客の車が集まって来て、ライオンはシマウマを
置いて森の方へ去っ てしまった。

夕方、仕事から帰り、シャワーを浴びていたら同僚から電話があった。
「ライオンが戻って来たわよ!あなたの家の前にいるから見てごらん
なさ
い!」

カーテンを開けると、何度かこの周辺で見た若いオスとメスの群れが
いた。(写真左および下の影はリビングの窓枠)












ドキドキしながらカーテンの隙間からライオン を見ていたら、キャッキャッ
と賑やかなこどもの声が聞こえてきた。まさか、とドアを開けると、家

裏手から近所の子供たちがライオンを見にゾロゾロ歩いて来るところ
だった。ライオンを見つけ、「はっ!ライオン!」なんてのんきに話してる。

私はホウキを振り回しながら外に出て、「こらー!家に帰りなさーい!」と
叫ぶと、こどもたちは、「あはは~怒られた~!」と笑い、チラチラとライオン
を振り返りながら帰って行った。

今日の距離は、興奮を通り越してさすがに怖いと思った。

インド人のお宅にお呼ばれ

同じナクルで活動する隊員Mちゃんの紹介で、ナクルのライオンズ・
クラブの元会長さんと知り合った。

元会長さんはインド人のおじいさん。お茶に招かれ、お宅にお邪魔
し、お茶とともに奥さんお手製のクッキーやアチャールを何種類も
ごちそうになった。

「次はカレーをご食べに来なさい。こどもがみな家を出てしまって
二人きりだから、開いてる部屋に住んだっていいんだよ。」とまで
言ってくれた。

インド料理好きのMちゃんも私も大喜びのアフタヌーン・ティーだった。
IMGP9169

珍客

私の住むナクル湖国立公園には55種類の哺乳類が生息すると
言われている。

哺乳類にはネズミはもちろんコウモリも含まれるし、夜行性の
ものも含まれる。

そのため私がこれまでに見たことがあるのは25から30種と
いったところ。

私の住む職員住宅からは、シマウマ、インパラ、バッファロー、
バブーンが日常的に見られる他、たまにイノシシやウォーター
バック、ライオン(狩りをした場合それに伴ってジャッカルと
ハイエナ)も見られる。

今日はそんな我らが職員住宅、その名もハネムーン・キャンプ
に珍客が現れた。

よく晴れた昼下がり、窓の外を眺めると、地平線に、バッファ
ローよりも白っぽい、そして距離の割に大きな動物が見えた。

まさか・・と思って外に出ると、クロサイだった。












たまに出没するとは聞いていたけど自分で見たのは初めて。
自宅からクロサイが観察できるなんて、ケニアの国立公園に
住める幸せをあらためて感じた。

(かなり望遠のため画像が汚くてすみません。)

ライオン出没 #3

また通勤路にライオン出没。いつもの若者の群れ。今日は4頭。この
エリアを縄張りにする気なのかな~。ライオンが見られれば私はもち
ろん、KWSの職員だって嬉しい。でもあんまり慣れないでね。
ライオン(メス)

おつかれさまパーティー

3月の山火事発生の際、徹夜の消火活動に当たったスタッフの報償
として、明日パーティーが開かれることになった。

ヤギ2頭がchinja(屠殺)されるのを、掃除のおばちゃんと2人で
こわごわ見守る。

私は明日ナイロビに行ってしまうし、そもそも徹夜の消火活動にも
参加していないのでヤギには与れない。

008●
フラミンゴのぬいぐるみは、前任のワーデンが事務所への
おみやげとしてイギリスで買ってきてくれたものらしい。
洗ってイスに置いて干しておいたものを、誰かがよく乾く
ように洗濯物干し場に吊るしてくれたらしい。
ちょっとかわいそうな図。