任地1日目

大工のKさんが上司マダムZに連絡を入れてくれて、
今日は10時出勤ということにしてもらった。

8時に目を覚まし、窓を開ける。バッファローの
群れ、それから遠くにインパラの群れも見える。












小鳥のさえずりがあちこちで聞こえる。屋根に燕
の巣があり、私が窓に近寄るたびに飛び立つ。

扉を開けて外に出ると、柵の上にバブーンの姿が!
大きいっ!!私の方を振り返りながら草原に消えて
行った。新顔だと思っているのだろう。戦いのゴン
グが頭の中で鳴り響いた気がした。

バブーンに侵入されると困るので、扉を閉める。
そうでなかったら、扉を開けておいても犯罪の可
能性は低い。隣近所はみんなすべての窓を大開放
している。

顔を洗って、マンゴーを食べて、掃除を始める。

私の家はコンクリ敷きだ。ケニア人は家の中でも
靴をはいているようだが、日本人としては裸足が
いい。どうしたものかと悩んでいたら、昨日、
スーパーでゴザを見つけた。1枚165シル(約200
円)。日本のゴザほど丈夫ではなさそう。差し当
たり10枚購入してみた。














同じく昨日購入したケニアのほうき(植物の茎を
粗く束ねたもので、1本25~30シル(30円前後))
で床を掃き、雑巾で水ぶきしてから、ゴザを敷き
詰めてみた。まだ家具はなにもないけど、これで
座れるようになった。

しかし如何せん、窓の外はサバンナ。窓にはバ
ブーン除け(?)の網があるだけで、虫も砂埃
も入り放題。裸足生活を続けるならコマ目に掃
除しないと。トカゲを踏んじゃうくらいなら良
いけど、危険な生き物を踏んじゃわないよう、
なにか工夫しないとな~。