広域研修@ガボン

来月、名古屋で行われる生物多様性条約第10回締約国会議のアフリカ
準備会合がガボンで行われた。またそれに伴い、同じ会場で、アフリカに
おける生物多様性保全に関わるJICA事業を紹介するためのサイド・イベ
ントが開催された。

私たちケニアの環境教育隊員3名も、広域研修という形で、そのサイド・
ベントでの発表の機会を与えられた。

本会議の会場。
ガボンの公用語はフランス語なので、会議の進捗はよくわからず・・

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サイド・イベントの会場にてKWSナクル湖国立公園エデュケーション・
センターの事業内容について発表するカウンター・パート。

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ケニア以外からも、ウガンダ、セネガル、エチオピア、マラウィ、ガボン
JICA関係者が参加。他の隊員の活動発表は良い刺激になった。


非常に印象的だったのは、ガボンの首都リーブル・ビルの町がきれい
だったこと。きれいというのはインフラ整備の視点だけではない。ゴミ
がほとんど落ちていないのだ。

ガボン隊員によると、今年、ガボンは独立50周年で大統領が、毎月
第1水曜日をゴミ拾いの日と定め、その日にゴミ拾いをしない国民に
約100円の罰金を科すこととしたらしいのだ。強力な大統領・・

しかしその効果は大きい。
ガボン隊員に言わせると、「ゴミたくさんあるよ」ということだが、それは
日本人の感覚。ケニアから来た私たちには「ほとんどない」と映る。

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ホテルの目の前に広がるビーチ。スケジュールがタイトで、一度も
水にふれることなくガボンを去ってしまった。

楽しみにしていたのは、ケニアの内陸部では食べられない新鮮な
シーフード!ケニアでは付け合わせはフライド・ポテト、と相場が
決まっているが、ここでは揚げバナナが出て来た。

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国土面積の85%が森林だというガボン。JOCVに応募する際、迷った挙句、
ケニアのナクル湖国立公園(フラミンゴで有名)を第1希望とし、
ガボンのイヴィンド国立公園(ゴリラで有名)を第2希望としていた私。
結果、めでたく第1希望のナクル湖国立公園に合格し、こうしてケニア
やって来たわけだが、もしガボンを第1希望としていたらどうなっていた
だろう・・なんて少し運命的なことを感じた。