ナクル湖国立公園メイン・ゲートに続くアカシア並木















公園のメイン・ゲートへと続くアカシア並木。
入園料を払わなくても良いので、休日といわず平日といわず
おおぜいの市民が木陰で休みに来る。

こども連れのお父さんやお母さん、カップル、結婚式の帰り
に写真撮影をしにくる新郎新婦、歌の練習に来る聖歌隊。
フェンス越しにシマウマを眺めたり、バブーンと戯れたり、
みんな思い思いにくつろいでいる。

「国立公園は外国人観光客のものよ。」などとケニア人が
言っているのを聞くと、悲しみやら、政策に対する怒りやらを
感じる。ケニア人のこどもは、国立公園料は無料にしたって
いいと思っている。

こうやって無料で自然を感じられる場所を市民に提供する
ことは、自然保全の観点からも本当に大切だと思う。

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坂の上から、男の子かと見間違うようなドレッドを編んだ女の子が、
これまた男の子かと勘違いするくらい膝を大きく開いたままマウン
テン・バイクにまたがって、グネグネ蛇行しながら坂を下りて来た。

メイン・ゲートの手前まで下りて、また坂を上って来て、
アカシアの木の下に寝転んでラップ・トップを広げた。

こういう格好いい女の子になりたいって思ってたな、と
自分の小さい頃のことを思い出して、幸せな気持ちになった。