動物個体数調査@ナイロビ国立公園

ケニア在住36年、ダクタリ・カンベ(Doctor Kambe)こと
神戸俊平獣医師にお声掛け頂き、ケニア野生生物公社
(KWS=私の配属先)による動物個体数定期調査に参加
させてもらった。











初めて入るナイロビ国立公園。首都にこれだけの広さの
公園を確保できているのはすごい。しかしナクル湖国立
公園と比べたら、動物の生息密度は圧倒的に低い。
ナイロビ国立公園には柵がないので、動物は公園内外
を行き来できるのが原因のひとつだとか。













それでも、入っていきなりライオンの家族(見にくいけれど
4頭いる)に遭遇する幸運に恵まれた。車のすぐそばの
茂みにいたため、間近に見ることができて感動した。
















神戸先生の車には、私たちJOCV4人、NGOスタッフの
日本人2人、日本人留学生1人の他に、Nature Kenya
というNGOのスタッフ1人が乗車。彼は非常に知識豊富
で、いろいろな話が聞けておもしろかった。

例えばこのアカシア。普通のアカシアと違い、枝にコブの
ようなものをもっていて、ここにアリが巣食っている。
キリンなどの動物は、普通のアカシアを食べるがこの
アカシアは食べないそう。アカシアを食べようとするとアリ
も一緒に食べることになってしまい、酸っぱくて嫌がるの
だそうだ。

彼はケニア人らしく、視力が非常に良く、遠くの丘で草を
食んでいたクロサイを見つけてくれた。IUCNレッドリスト
絶滅危惧ⅠA類(Critically Endangered)のクロサイ
見られたのは嬉しかった。












また彼曰く、
「シマウマのオスとメス、どうやって見分けるか知ってる?」
「知らな-い・・」
「オスは白地に黒い縞模様で、
 メスは黒地に白い縞模様があるんだよ。」
「・・・・・ケニアン・ジョーク?・・・・・」



学ぶべきことがたくさん!



アフリカと神戸俊平友の会
http://www.s-kambevet.org/