ケニア山登山⑥レナナ峰アタック~下山開始

翌朝、再び5時起き。I先生は体調が優れず、レナナ峰登山を断念。
私とガイドのMohamed、そして体力のあり余っているM先輩の3人で出発。

一昨日まで、高山病が怖くてゆっくりゆっくり登って来たので体調は良かったが、
今日はさらに700m以上高度を上げる。途中、多少頭が痛くなったりしたので、
立ち止まっては水を飲み、暗い中をゆっくりゆっくり登って行く。他の登山者と
抜きつ、抜かれつしながら、カメのようにのんびり歩いていた私が一番のりで
レナナ峰到着!

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小屋から3時間弱かかった。頂上付近はうっすら雪がつもっていた。
でも天気は良好。風もない。体感温度はかなり暖かく、風の強かった昨日
よりだいぶ恵まれている。遠くの空に雲がかかっていて、ご来光の輪郭が
ぼんやりしていたのが残念。

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足下に美しい湿地帯が見える。

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予定では、この湿地帯を通り、チョゴリア・ルートで下山するはずだったが、
今回は体調の関係もあり、元来た道を帰ることにした。機会があれば次回
は是非あちらから下山したい。

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バチアン峰直下に、小さな氷河が見える。(写真右下の雪の塊)(E80)
「赤道直下の氷河」と言われるケニア山の氷河も温暖化で年々小さく
なっていっているそうだ。

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岩と雪の、モノクロの世界。

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レナナ峰を振り返る。

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登山道脇の小さな池。氷河湖ではないそうだ。雪化粧した岩肌がきれい。

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頂上に長居してしまったため、下山時、頭痛や吐き気を感じる。
ネパールだと、ピーク滞在時間が長くなりすぎないようガイドに制限
されるが、ケニアのガイドは高山病予防にそれほど厳しくない印象。

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* 文中、E80はPENTAX Optio E80で撮影したもの。
  特に記載のないものはOLYMUS E-3で撮影。