Crater Lake / 番外編(ホテル紹介)

Naivashaは、町こそナクルよりだいぶ小さい。
Naivasha湖周辺は国立公園にこそ指定されていない(経済界からの
反対で指定できずにいる)ものの、古くから白人が住んでいたこともあり、
ナクルより洒落たホテルが多い。

今回、Kongoni Game Valleyに泊りたかったのだが、12月まで予約で
いっぱい、とのことだったのでランク・ダウンさせてCrater Lake Lodgeに
宿泊。
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ホテルのファシリティは若干古い印象がある。2年前にプールを新築した
そうだが、その前に、各部屋の家具の買い替えを検討すべきだったでの
は?(Naivashaはそれほど暑くない。)
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ナクルのメリカホテルと同系列らしいが、外国人旅行客が多いだけあり、
ケニア人客が多いメリカホテルと比較すると、スタッフも感じが良い。

食事もこちらの方が美味。
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外国人料金(S:$187、W:$280)(3食付)は、高すぎるが、レジデント
料金(S:Ksh6,450、W:Ksh11,500)(3食付)は、まあ手頃。

なにはともあれ、このホテルはロケーションが良い。
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Naivasha湖(淡水湖)に隣接するCrater Lake(塩湖)は、
さながらこのホテルのプライベート・レイク。湖ではフラミンゴ
やAfrican Fish Eagleが見られ、周辺の森にはBushbuck
が現れる。

泊まるなら、おすすめはハネムーナー用コテージ!!料金は
通常のダブルルームと2,000円ほどしか変わらないのに、
部屋の大きさは約2倍。設備も良い。どう考えても、どこかで
計算を間違えている。

キングサイズのベッド、趣向をこらしたインテリア ・ ・
そして大きなジャグジー付き!
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ジャグジーの扉を開けると小さなバルコニーがあり、そこからCrater
Lakeが見下ろせる。ナクルの後輩隊員Mと、今度Naivashaでバラ
を買って(Naivashaは花卉産業で有名)、ジャグジーで”姫風呂”を
しようと約束。大人数で来ても楽しそう。



Crater Lake Lodge 050-2020-613

Crater Lake / Naivasha

先日、30歳の誕生日を迎えた。
小さい頃から憧れてやまなかったアフリカのサバンナで
節目の歳を迎えられたことを幸せに思う。

お祝いに、ケニアに来て初めてのひとり旅に出た。
と言っても、行き先はマタツ(ミニバス)で1時間の隣町Naivasha。

Naivashaの町からマタツと乗り合いタクシーを乗り継ぎ、小雨の中、
予約しておいたCrater Lake Lodgeに到着。お客さんは私1人。

あったかいシャワーを浴びて、ポーク・リブに舌鼓をうち、せっかく
なのでちょっとお酒を飲み、焚火に当たりながらスタッフとおしゃべり。

翌朝、何種類もの鳥のさえずりで目を覚ました。
部屋のテラスからは湖が見下ろせる。爽快。







朝食後、スタッフに呼ばれてコテージの裏へ行くと、Southern
Ground-hornbillが3羽(メス1羽とオス2羽)が、ホテル周辺の
森をバサリバサリと飛び回り、客室のすぐ裏の枯れ木の洞穴に
入っていくところだった。
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初めて見るSouthern Ground-hornbillに興奮した。ひとしきり
写真を撮ってから散歩に出発。


Crater Lakeの湖岸を通り、ブッシュ・バックに遭遇。丘をちょっと登り、
倒木をまたぎ、もうひと登りすると、アカシアよりも高い所に着いた。
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さらにやぶを抜けると牧場に出た。フェンスに沿って歩いていく。
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ふと視線を感じて振り返ると、牧場の隣の木々の間から、
キリンがこちらをうかがっていた。(どこにいるかわかるかな?)
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牧場を抜けるとプライベート・サンクチュアリがあり、シマウマ、
トムソン・ガゼル、インパラ、エランドなどの草食動物がのんびり
草を食んでいた。


African Fish EagleやAugur Buzzardが上空をかすめ飛んでいく。
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右を見ると牛、左を見ると野生生物。人と野生動物が隣り合って
暮らしている。任地(ナクル湖国立公園)で見慣れているはずの
動物ばかりだが、自分の足で歩いて見る野生動物は格別。

自分の足で同じ大地に立つと、その存在がさらにリアルに感じられる。
お弁当を持って来て、サンクチュアリでピクニックをするのもいいな。
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しばらく歩くとNaivasha湖(の端の湿地)に到着。

African Spoonbill、Great Cormorant、Great Egret、
Sanderling、Common Tern、Grey-headed Gull・・・
たくさんの水鳥が遊ぶ傍ら、10頭のカバの群れも水浴びを
楽しんでいた。
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水辺ではマサイの青年4人と少年1人が羊を追っており、ここでも
人と野生生物が隣り合って暮らしているのが良くわかった。

ちなみに青年たちはカバを横目に”石鹸を使って”水浴びをしていた。
以前エレメンタイタ湖に行った時も、マサイの女性たちが水鳥が採餌
する傍らで”石鹸を使って”洗濯をしていたっけ・・

雲行きがあやしくなってきたので、急いでホテルに戻る。
途中ちょっと降られたものの、気分は爽快。
昼食を食べて、ナイバシャを後にした。

”ひとり旅”を十分に堪能。我ながら素敵な誕生日プレゼントだった。