ワンガリ・マータイ

ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイ氏が亡くなった。
ケニアの新聞でも数日にわたり特集が掲載され、TVでもラジオでも
彼女の功績をたたえる声が絶えなかった。

グリーン・ベルト運動など、森林保全に熱心だった彼女にちなみ、
今日はケニアのあちこちで植樹が行われたようだ。

ナクル湖国立公園では、私たちの住む職員住宅の敷地内に
250本の苗木が植えられた。















いつも私が仕事の帰りに立ち寄る近所の家のこどもたち。
苗木と一緒に大きくなーれ。


Cycle With The Rhino

ナクル湖国立公園で年に一度開催されるサイクリング・レース、Cycle
With The Rhino。
武装したKWSのレンジャーに車で並走されつつ公園
内を走り抜ける。
タイトル通りサイなどの野生動物を見ながらのサイク
リングとなる。

昨年は研修でナクルを留守にしていたため、今年が初めての見学。
前任のボランティア(女性)は、参加したというから驚き。
今年、女性の参加はわずか3名、完走者は2名だった。

今日は天候に恵まれた。朝一番のこどもレースに始まり、アマチュア・
レースと続き、ハイライトのエリート・レース(90km)まで太陽さんさん。
エリート・レースにはプロの自転車選手も参加。観客も盛り上がった。

自転車を持ってたら参加してみたかったな~。

写真は公園メイン・ゲートに設置されたゴールにて撮影。
左の人物が1位、中央の人物が3位入賞者。











ラム島

日本にいる時のこと。休みの日に、「どこか行きたいなー、海にしようか
山にしようか」と思案しても、ひとりで海に行くのもどことなく寂しい気が
して、気付くといつもひとりで山にいた。

ずっと憧れてきたサバンナに住んで1年半。

大好きな動物たちをたくさん見られて幸せなはずなのに、島国育ち
の私の心は、知らず知らずと海を懐かしむようになっていたらしい。

隊員総会が終わってタンザニア旅行に出かけるまでに中途半端に
時間があったので、ラム島に旅行に行って来た。本島から小型船
でわずか15分だが、「島」は一層の解放感がある。

シーフロント











世界遺産に指定されているこの島の町中には小さな路地が巡って
おり、政府所有の数台の車以外は走っておらず、交通はロバと船
に頼っている。














忙しいスワヒリの町を抜けるとサンゴの白砂とヤシやマンゴーの
林が広がっている。











ゴミ捨て場に集まるロバ。ナイロビ同様、ラムももちろんオープン・
ダンプ。













この旅行の約1カ月後にラム群島内キワユ島にてイギリス人観光
客が、さらに約1カ月後に同マンダ島にてフランス人ホテル経営
者が誘拐される事件が発生した。犯人はソマリア人テロリストと
予測されている。10月6日現在、人質は解放されておらず、日本
はじめ各国の大使館はラム島への渡航自粛を呼び掛けている。

魚介祭

魚が恋しい・・

インド洋に面しているケニア。海岸沿いに行けば魚は手に入る。

しかしナクルのような内陸部で魚と言えばもっぱらビクトリア湖
から運ばれてくるティラピアの素揚げを指す。

島国育ちの私たちは、しかしそうではなく、海魚が恋しい。

隊員総会でナイロビに集まるのを機会
に、同期隊員Yが言い
出しっぺになり、魚好き4名で「魚介祭」を開催することと
なった。

料理好きなYは、どのスーパーでどんな魚介類が手に入るか
チェック済み。買い出しから調理からすべて取り仕切ってくれ、
今日の夕食はなんと
ブイヤ・ベース!!

さすがナイロビ、お金を出せばそれなりに何でも買えます。
日本を出て以来の味で本当に感激☆
ぜひ第二回目を開催したい。












朝ゴミ捨てに出たら・・・

朝、ゴミを片手に外に出た。

フェンス脇のゴミ捨て穴に向かって歩き出した時、ザッと音がして、
茶色い動物がフェンスから離れた。ライオンみたいな色だな・・と
思って目で追うと、草のあいだから後ろ姿が見えた。それはまさに
ライオンだった。

ヒッとゴミ袋を落とし、家に駆け戻ってドアを閉める。窓からのぞくと、
ライオンがオドオドしたようすで遠くからこちらを振り返るのが見えた。


仲間がいるらしく、さらに遠方、いつものライオン出没地点に観光客
の車が停まっている。

外に出て、おそるおそるライオンのいた付近をのぞきこむと、シマウマ
が倒れていた。腹部、そして耳と目が食べられていた。まだ1匹の
ハエもたかっていない。ライオンは獲物の血を飲むそうだ。たしかに、
倒れたシマウマの肉は、肉屋の牛肉のような明るい赤で、血は流れて
いない。

IMGP9173-家からわずか50歩
1、2、3・・シマウマの倒れている位置から家の扉まで何歩あるか
測ってみた。その距離わずか50歩。(写真左の赤いかたまりが
シマウマで、右が私の家)

しばらくすると観光客の車が集まって来て、ライオンはシマウマを
置いて森の方へ去っ てしまった。

夕方、仕事から帰り、シャワーを浴びていたら同僚から電話があった。
「ライオンが戻って来たわよ!あなたの家の前にいるから見てごらん
なさ
い!」

カーテンを開けると、何度かこの周辺で見た若いオスとメスの群れが
いた。(写真左および下の影はリビングの窓枠)












ドキドキしながらカーテンの隙間からライオン を見ていたら、キャッキャッ
と賑やかなこどもの声が聞こえてきた。まさか、とドアを開けると、家

裏手から近所の子供たちがライオンを見にゾロゾロ歩いて来るところ
だった。ライオンを見つけ、「はっ!ライオン!」なんてのんきに話してる。

私はホウキを振り回しながら外に出て、「こらー!家に帰りなさーい!」と
叫ぶと、こどもたちは、「あはは~怒られた~!」と笑い、チラチラとライオン
を振り返りながら帰って行った。

今日の距離は、興奮を通り越してさすがに怖いと思った。