珍客

私の住むナクル湖国立公園には55種類の哺乳類が生息すると
言われている。

哺乳類にはネズミはもちろんコウモリも含まれるし、夜行性の
ものも含まれる。

そのため私がこれまでに見たことがあるのは25から30種と
いったところ。

私の住む職員住宅からは、シマウマ、インパラ、バッファロー、
バブーンが日常的に見られる他、たまにイノシシやウォーター
バック、ライオン(狩りをした場合それに伴ってジャッカルと
ハイエナ)も見られる。

今日はそんな我らが職員住宅、その名もハネムーン・キャンプ
に珍客が現れた。

よく晴れた昼下がり、窓の外を眺めると、地平線に、バッファ
ローよりも白っぽい、そして距離の割に大きな動物が見えた。

まさか・・と思って外に出ると、クロサイだった。












たまに出没するとは聞いていたけど自分で見たのは初めて。
自宅からクロサイが観察できるなんて、ケニアの国立公園に
住める幸せをあらためて感じた。

(かなり望遠のため画像が汚くてすみません。)

ライオン出没 #3

また通勤路にライオン出没。いつもの若者の群れ。今日は4頭。この
エリアを縄張りにする気なのかな~。ライオンが見られれば私はもち
ろん、KWSの職員だって嬉しい。でもあんまり慣れないでね。
ライオン(メス)

おつかれさまパーティー

3月の山火事発生の際、徹夜の消火活動に当たったスタッフの報償
として、明日パーティーが開かれることになった。

ヤギ2頭がchinja(屠殺)されるのを、掃除のおばちゃんと2人で
こわごわ見守る。

私は明日ナイロビに行ってしまうし、そもそも徹夜の消火活動にも
参加していないのでヤギには与れない。

008●
フラミンゴのぬいぐるみは、前任のワーデンが事務所への
おみやげとしてイギリスで買ってきてくれたものらしい。
洗ってイスに置いて干しておいたものを、誰かがよく乾く
ように洗濯物干し場に吊るしてくれたらしい。
ちょっとかわいそうな図。

リトル アドベンチャー

KWSには職員専用の送迎バスがあり、私も朝の出勤時と
夕方の帰宅時、家と職場の往復はこのバスに乗っている。

今日もいつもの通り、職員住宅のゲートにて送迎バスに乗り込んだ。
バスはいつもの通り、出発し、みんなとおしゃべりしていたその時、
車内に小さな悲鳴が聞こえた。

え?と思うと、バスのタイヤが泥にとられ、ヌルーッと車体がすべった。
熟練ドライバーのMがなんとか泥から抜け出そうとハンドルを切った
ものの、車はそのまま道路をふさぐ形でスタックしてしまった。

周囲に動物がいないことを確認してみんなでバスを降りる。
車内にいた数人の男性で車体を押してみるも、スンとも言わない。

仕方なく車内で別の車が迎えに来るのを待つことにした。

写真後方に写っているのが職員住宅。こんなところでも
ライオンやバッファローが出るのでむやみに歩き回るのは危険。

小さな国立公園ナクルの、職員住宅のすぐそばの、リトル・アドベンチャー。
さすがアフリカ、と私はひとりでワクワクする。

十数分後には救出され、その日のうちに道は修復されたものの
この道はドライバーに嫌われる難所となってしまった。













満月

午前4時半に目が覚めた。

夜明けは6時頃のはずなのに
外が妙に明るいと思ってカーテンを開けると
満月だった。

サバンナの夜霧が白くたなびいている。

アカシアの林からライオンの鳴き声が聴こえる。

ポレポレ(ゆっくり)の国ケニアに来て
あっという間に年月がすぎ
気付けば残された時間は半年となった。

毎日見ているこの景色が
私の現実じゃなくなる日も近いと
少しずつ感じるようになった。