世界環境デー

今日は世界環境デー。

日本でもいろいろなイベントが開催されたのだろうが、 ここ、ナクルでも毎年
何かしらのイベントが開催され、KWSナクル国立公園も参加している。

しかしHapa ni Kenya.(ここはケニア。)

物事がとにかくのんびり進む。1年前からイベントの準備をする、などという
発想はない。

3月:上司Zから、UNEPに企画書を書き、予算を申請しろと言われる。
4月:上司Zから、イベントの詳細が知らされてから動こうと言われる。
5月上旬:公園側から、今年のイベントの日時と場所が知らされる。
5月下旬:公園側から、今年のイベントの内容が知らされる。











例年、世界環境デーの会場は、ナクル湖国立公園か企業関係者の集まる
ナクルのタウンらしい。ところが今年は、ナクルから車で1時間ほどの所に
あるモロという小さな町の、Turi Sulgwita小学校の校庭が会場となった。

職員は「なんでこんな所で・・」と文句を言っており、士気は低い。私たちの
仕事は”環境教育”だというのに、職員がどちらを向いているのか、悲しく
なる。











そして当日は、というと・・普段から使われているKWSの事業全体を紹介する
ポスター展示をするはめに。










スカウト(ボーイ・スカウト&ガール・スカウト)楽隊によるパレード。
この後、定番の歌や踊りの出し物が続く。


残念ながら私たちの展示に目新しさはなかったが、他の団体の展示の中に
幾つか興味深いものがあった。










粘土と水を混ぜて改良カマドの作り方、使い方を実演している団体もいた。


「にこネットつくば」より、ケニア支部長(?)として、ケニア国内のソーラー
クッキングに関する情報を集めるよう、密命をおびている私。


偶然にもBaraka Agricultural Collegeによるソーラークッカーの展示を
見ることができた。短大で販売もしているというが、今のところ売れていな
いらしい。














初めて見るカゴ型のものもあった。内側に布が張られており、クッションもつ
いている。これは実際に調理をするというよりも保温用とのこと。それでも、
軽く火を通したものをここに入れれば、蒸すことはできるそうだ。














にこネットつくば
http://niconet.org/archives/date/2010/07