コースト旅行3日目:キシテ・ムプングティ海洋公園

朝起きると、トタン屋根を叩く雨の音。

今日のシュノーケリングはキャンセルか・・と思いノロノロして、
いたのだけど、Nちゃんは行く気満々。船は小雨決行らしい。

曇り空の下、白人さん(なぜかドイツ人ばかり)と乗り合わせて
船はシモニをスタート。雨のせいで海の透明度は低いものの、
水の中で小さな魚が泳いでいるのが見える。










1時間ほど行ったところで、スキューバ組が水に入った。
シュノーケリング・ポイントはもう少し先。

水は暗い色をしていて寒そう・・

でもシュノーケリングは(私にとって)この旅行のハイライト。
ゴーグルをつけ、私もガイドさんに続いてドボン!
続いてNちゃんもドボン!

水の中に広がる世界にびっくり!
足元ずっと下には色とりどりのサンゴ、大小さまざまな魚。

「Nちゃん!下見て!」
”足がつかない深い海は苦手”と言っていたMちゃん。
「イマ・・ワタシ・・若干・・生死の淵を・・サマヨッテマス・・」
と苦しそうに言ってから、ゴーグルをつけて海の中を見た。
水の中でガボガボッと慌てふためいて顔を上げた。
「スゴイ、スゴイ!別世界!何これ!」と大興奮。

水はやはり少し冷たかったけれど、海の生き物たちは
本当にきれいだった。すごく良い思い出になった。

私たち2人とガイドさんが、同乗した誰より早く水に入り、
みんなが寒くて白けてしまうまでずっと海の中にいた。

途中、風で波が立ち、船が大きく揺れる場面が何度かあった。
乗り合わせたケニア人の女の子2人(白人のおじいさん2人と
一緒)は、「船が揺れるたびに心臓つかまれる感じ!ヒャッ!」
「お金もらったってもう二度と来ない!死ぬ~!!」と叫んでいた。

悲鳴をのせて、船はワシニ島に到着。もちろんランチはシーフード!
お客さんが少ない時は、1人でカニを丸ごと1匹食べられるらしい。














ランチの後は島内散策。もとは海だった所が干上がって、

サンゴが岩のように露出しているのを見た。満潮になると
海水が少し入って来るらしい。














曇空でも十分に楽しめた。晴れていればイルカにも会えるそうだ。

本日のツアー料金:約1000円
ランチ:約600円也

コースト旅行2日目:モンバサ~シモニ

目が覚めると汗をかいていた。モンバサは暑い・・
家主であるF先輩が仕事に出かけただいぶ後に目覚める私たち。

マタツに乗って、街の中心部へ行き、銀行でお金をおろす。
今度はトゥクトゥクに乗ってフェリー乗り場へ。

ケニア第二の都市モンバサは、実は入り江に浮かぶ島。
ナイロビからモンバサに行く時は橋を渡る。
モンバサから、今回の私たちの目的地のひとつ、サウス・コースト
に行くにはフェリーに乗らなければならない。

フェリーに乗るのは無料のため、遊び半分で行ったり来たりする
人もいる。スリが多いと聞いていたので緊張して搭乗。










乗船時間わずか10分ほどで対岸のリコニに着く。
サウス・コースト最初の町。

マタツ乗り場で客引きのお兄さんたちとおしゃべり。
みんなコースト州の訛りの強いスワヒリ語を話すので、
旅行情緒がある。おもしろくてたまらない。

無事シモニ行きのマタツに乗り込む。南の島の田舎の風景
の中を1時間半ほど走ると目的地に到着。タンザニア国境

までわずか30kmほどしかない。

KWSキシテ・ムプングティ海洋国立公園で活動するI先輩隊員の
案内で、小さなシモニの町を徘徊する。

先輩の同僚のお父さんからココナッツを買う。ココナッツ・ジュース
が好物の私。ほのかな甘みがちょどよい。












海辺の食堂で、ココナッツ・ミルクで炊いたお米と
白身魚のトマト&ココナッツ・ミルク煮込みを食べる。
これで140円! 海辺の町はいいね~!










町をフラフラしていたら、こんな広告を見かけた。
15GMS of Pure Energy”って書いてある。・・・どんなのっ!?
今回の旅行中のベスト・ショットかもしれない。












夜はKWSのゲスト・ハウス。停電&断水のWパンチ・・

コースト旅行1日目:ナイロビ~モンバサ

今日から同期隊員のNちゃんと2人でケニア海岸部(コースト州)を旅行。

ナイロビのJICA事務所で中間報告会を済ませ、飛行機で一路モンバサへ!

飛行機で隣り合わせたおばさんに、車で送ってもらい、モンバサの先輩隊員
に指定されたホテルに着くと、なんとプールの中から「カリブモンバサ~!
(モンバサへようこそ~!)」の声。え?泳いでる!

ホテルのオーナー(中国人)とたまたま知り合って、「いつでも泳ぎに来て
いいよ」と言われたとのこと。

喧噪のナイロビから南東へ450km。常夏のモンバサで、おいしい中華料理
を食べながら、初日の夜は更けていった。

カンガ

最近、私の中でカンガ熱が再燃。

以外にも、”カンガ”について一度も
書いたことがなかったので、
これを機に東アフリカの布
”カンガ”についてご紹介。

カンガは巾1.1m、長さ1.6mの布。2枚つながった状態で売られている。
アフリカ東海岸の女性は、これを腰、上半身、頭に巻いたり、赤ん坊の
おくるみに使ったりする。

ケニアに来る前から、お気に入りの1枚を見つけたいと思っていて、
ナイロビに着いてすぐ、緑色のカンガを買って、ルームウェアーを
仕立ててもらった。

アフリカらしい色や柄の魅力もさることながら、布の下部に書かれた
methaliと呼ばれる
ことわざが機智に富み、とてもおもしろい。

methaliが気に入って買ったカンガの場合、洋服を仕立てたりせず
そのまま体に巻きつけて使うのが常らしい。(洋服を仕立てる際に
methali部分を裁ってしまうことになるので。)

のこり1年、これぞ!というカンガを探す旅を続けていきます。
















カンガについてはこちらのページが詳しいです。

アフリカフェ@バラカ
http://www.africafe.jp/colection.html

世界湿地デー

今日は世界湿地デー。世界中で湿地の重要性とその保全を
呼びかけるイベントが開催されたことと思う。

今年は世界湿地デーのケニアナショナル・イベントが、
ラムサール条約指定湿地でもある、ここナクル湖国立公園で
開催されることになった。












世界湿地デーは、私たちエデュケーション・センターにとって
おそらく1年で一番大きなイベント。にもかかわらず上司は
休暇で不在。今年のナクル湖国立公園KWSの音頭は
リサーチの職員がとることとなった。















KWSとWCK(環境教育NGO)との共催テント。
ポスター、ビデオ展示のほか、小さなビオトープを再現して、
外来種を含む湿地生態系について説明。








まるでそれが決まりであるかのように2時間以上遅れて始まったイベント。











パレード、ダンス、劇、詩の朗読と定番の演目が続く。










残念だったのは、せっかくのナショナル・イベントなのに、
一般の参加者の姿がほとんどなかった点。一般の人に
とっては、街の中心から9km離れた公園に来てもらう、
というのはハードルが高いのかもしれない。

次の大きなイベントは6月の環境デー。
今年は去年より主体的に関われたらいいな。



写真は、同僚について、どこぞの紳士(KWSの他の公園の職員)
に連れて行ってもらったランチ。ティラピアのフライ、チャパティ、
キャベツ炒め、スープ。