ケニア山登山②ナクル~登山口

朝8時。旅行会社の車がホテルに迎えに来た。
ナクルの町を出て、そのまま北上。
ケニア山の登山口のひとつ、ナニュキの町を目指す。













途中、ニャフルルの町でThomson's Fallを見るために下車。











滝を見ていると、近くにいたおじさんが私の腕にカメレオンを乗せてくれた。









私がカメレオンの写真を撮るのを見て、おじさんがおもむろに腕を突き出して
来た。腕には200と書かれている。200シリンギ(約210円)ということらしい。


高すぎる・・


「カメレオンが私の腕をひっかいた~!痛い~!(本当)」と文句をつけて、
その場を去る。料金設定を見直した方が良い。20シルくらいなら払ったのに。












ニャフルルの町を過ぎると、雲の向こうにアバーデア山脈が見えた。



今回の山行は、先輩の隊員に教えてもらった以下の3泊4日の行程。

1日目:Nakuru = Nanyuki = Shilimon Gate - Old Mose's Hut
2日目:Old Mose's Hut - Shipton's Hut
3日目:Shopton's Hut - Lenana Peak - Chogoria Gate
4日目:Chogoria Gate = Nairobi


                (※文中 ”=”は車、”-”は徒歩を示す。)

しかし直前になり、頂上アタック後にそのままゲートまで下るのは厳しいことに
気付き、旅行会社の事務所があるNanyukiに着いてから以下のように計画を
変更。



3日目:Shopton's Hut - Lenana Peak - Minto's Hut
4日目:Minto's Hut - Chogoria Gate = Nairobi



夕刻の迫る中、車はSirimon Gateへと向かった。

ケニア山登山①ナクル湖国立公園

高校山岳部時代の顧問I先生とM先輩が日本から遊びに来てくれた。

ひと月前、先輩から、ケニアに遊びに来ると連絡があり、せっかくなら
と、山行を提案した。

高校を卒業して10年以上経つが、こうして今でもプライベートでお付き
合いが続いているのは、山岳部という部活ならではの稀有なことだと
思う。









写真は2人の泊まったFairview Hotel(ナイロビ)。

コロニアル調の内装が素敵で、気持ちの良い小さな庭がある。
残念ながら安全上の理由から、JICA関係者は”宿泊”禁止。

先輩が「ケニア人と押し合いへし合いしながら乗るというマタツ(ミニ
バス)とやらに乗ってみたい。」と言うので、不安そうな顔の先生を
説得して、マタツでナクルへ。









タクシーに乗って、ナクル湖国立公園へイブニング・サファリに出か
けた。初めてBlack-backed Jackalを写真におさめることができた。













ケニア山
ケニア最高峰にして、キリマンジャロに次ぐアフリカ第二峰。
最高峰のバチアン峰の標高は5,199m(要登攀道具)。私は

クライミングはできないので、一般登山客が登れる最高峰、
レナナ峰(標高4,985m)を目指す。

初めて写真を見た時から、火山岩の険しい山容と、そこに育
つ風変わりな 植物に憧れ、ずっと登ってみたいと思っていた。

明日、出発。

朝のお茶










同期隊員のEっちが、旅の途中でナクルに立ち寄ってくれた。
パピルス製のソファを外に出して、朝のお茶を楽しむ。
小さな公園の中の、小さな家だけど、この景色はお気に入り。

男三人衆のナクル・サファリ

単独行動が得意の同期の男性隊員3人が、なぜが連れ立ってナクル
へやってきた。

4人乗りの車が「いってらっしゃーい!」の声とともにパンクしたのを良い事
に、私と後輩隊員Mは嬉々として、代わりにやってきた9人乗りのバンに
乗り込んだ。


園内に入ると、さっそくメスのライオンのお出迎え。ナクル湖国立公園のラ
イオンは木に登ることで有名。木の下にこどものライオンもいたらしいが、
私たちは見られなかった。













湖畔にはたくさんのフラミンゴ、たくさんの観光客、
そしておそらくは降り続いた雨のせいだろう、たくさんのゴミ。











ナクル湖国立公園では初めてお目にかかったEland。
以前、近隣の住民を招いてツアーをした時に、参加者の1人がElandを見て
「こいつがうちの畑を荒らすのよ!」と叫んだとか・・










湖畔のダチョウ。フラミンゴのピンクとのコントラストがきれい。










番外編:普段あまり見られない、動物たちのだらしない顔









バッファロー:口が半開きだけど・・反芻中・・?










シロサイ:口が地面についているのも気にせず昼寝中・・?

一時帰国

祖父が亡くなり、日本に一時帰国した。急なことだったので驚いた。

私たちがケニアに赴任してすぐ、JICAの規則が変わり、「任国外旅行」
いう制度を利用して、今まで行けなかった日本への旅行が可能になった。

両親や兄弟が亡くなり、日本に帰る場合にはJICAがその費用を負担して

くれる。しかし祖父母の場合、帰国費用は自己負担となる。

親戚のなかで一番マメで、一番勤勉で、絵に描いたような戦後の日本人
だった祖父。果物が好きで、夏にはナシを、冬にはイヨカンをむいてもらっ
たのを思い出す。

もうすぐナシの季節なのに、むいてくれる人がいないと思うと涙が出た。

でもケニアにいたにも関わらず、湯灌から初七日まで参列できたのは、
せめて良かった。













1週間ほど滞在し、前任者のTさんと会い、活動の悩みを聞いてもらう
ことができた。

また、別の日にはネパール語教室の友達と食事に行った。ケニアで
食べたくて仕方なかったネパール料理。これが食べられて嬉しい。












帰りのスーツケースの中は日本食でいっぱい。










それにしても先輩隊員を見送った翌日に、自分が同じ飛行機に乗って日本
へ帰ることになろうとは思いもしなかった。任期中に日本になんて帰るもの
じゃない。 東京はきれいで、食事がおいしくて、きらびやかだった。

たった半年で、こんなにもケニアの感覚に慣れてしまった自分が恐い。
1年半後、活動を終えて日本に帰る時にはどうっていることだろう・・